サラ・ペイリン vs ジョー・バイデン ディベート

アメリカ副大統領候補ディベートをCNNのライブで見ました。
なかなか見応えのある、いいディベートでした。

サラ・ペイリンを見たくて、スケベ心でこの番組を見始めたのが、気がついたらバイデンばっかり観察してました。見る前は、名前すら思い出せなかった民主党の候補、ジョー・バイデン上院議員にすっかりやられた。(私って欺されやすい単細胞?)

ディベーターとしての彼は、非常に優秀。常に冷静で紳士的。最初に要点を話し、次に大体二点に絞って具体的な数字を交えて説明し、特に主張したいところは、2度でも3度でも繰り返し、とても判りやすい。相手をコーナーまで追い込んで、けちょんけちょんにやっつけて、かえって聴衆から反感を買うかも、という懸念も杞憂に終わり、熟練の技を見せていただきました。 勉強になりました。

ペイリンも、必死の練習の後が見え、準備した質問が来ると、待ってましたとばかりに生き生きと話し、期待されていた(?)大失態を演じずに、テストにパスした、って感じです。

ライブの直後にCNNのスタジオでコメンテイター達が、コメントしていますが、彼らの視点が「サラはよくやった方なんじゃない?」という彼女を小馬鹿にした上から目線である事は、相変わらずですが、番組が始まる前の異様なはしゃぎぶりがうそのように、真剣に言葉を選びながら語っているのがおもしろかった。

大統領に万が一の時に副大統領が大統領になるという観点からどちらが適役かと考えれば、答えはいうまでもなく、バイデンということになるでしょう。

しかし、8月末からこの一ヶ月あまり、サラ・ペイリン姉御には楽しませてもらいました。