クライマックスシリーズなんていらない

veatrice2009-10-31

今夜から、プロ野球の日本シリーズが始まる。セ・パ両リーグともペナントレースで一位通過した日本ハム・ファイターズ読売巨人軍ジャイアンツの間で闘われる。


今年は、クライマックスシリーズも、第1次ステージでは、二位が三位を下し、第2次ステージでは一位が二位を下すという順当な勝ち上がりで、番狂わせも何もなかった。


一昨年は、二位の中日ドラゴンズが一位の巨人に勝ち越して日本シリーズに出場し、日本シリーズも制覇したという「番狂わせ」があっておもしろかったが、それをおもしろくおもわなかった人々は、一位通過者に有利になるようにルールを「改正」し、昨年からは、一位通過のチームには、初めから一勝のアドバンテージが与えられるようになった。

ルール「改正」のおかげで、去年も今年も、二年連続、順当に一位通過のチームが日本シリーズにも進出できるようになった。

だったら、クライマックスシリーズってやる意味あるの?ペナントの順位と同じだったら、何でやるの?
余計に試合数を増やすだけで、喜ぶのは、観客動員ができる球場と放映権を得られる球団だけじゃない?


Aクラスに入る3位とBクラスの4位転落の危機のチームのせめぎ合いを、無理矢理盛り上げてみて該当球団ファンをたきつけたところで、所詮勝率5割に到達するかどうかのレベル。

それより、ペナントの熱がさめやらないうちにさっさと日本一を決める日本シリーズをやってほしい。


そうでなくても、サッカーと違って、だらだらと毎日のように試合のある野球は、選手をじわじわと疲労させるだろうに、「クライマックスシリーズ」だの「アジアシリーズ」だの「WBC」だの、選手を見せ物扱いして、長期間働かせて、使い捨てするのは、やめにしてほしい。