「パンク歌舞伎・逆夢」観るといいよ。

2012年12月21日でマヤ暦の5200年周期とその大周期2万6000年が終結する。そしてこの同じ日に初日を迎えるものがある。

名古屋能楽堂での「パンク歌舞伎・逆夢」。 ハラプロジェクトとタートルアイランドのコラボの3年目。2010年は「マクベス」、去年は「リア王」とシェイクスピアが2年続いて3回目の今年は、日本の創世記「古事記」。

誰が仕組んだかしらないが、今年は「古事記」の編纂から1300年目。そしてその古事記の最古の写本(国宝指定)が保存されている大須観音は開設400年目を迎える。

何コレ?数オタクでなくても、この「偶然の一致」を、ただの偶然と無視できる? 26000、5200、1300、400、20121221、3...

私は昨夜ゲネプロを観てきましたが、見終わって、何というか、今やってくれてありがとう~、っていう感謝の気持ちが湧いて来ました。私、昨日、ゲネプロを観てきて、風邪が治ったんです。

twitterfacebookもタイムラインには、自民党圧勝を受けて、暗い話ばかり。選挙の結果は結果でもう過去の事。今は次の参議院選挙に向けて「賢い作戦」を練り始める時なのに、みんな「ショック・ドクトリン」にやられちゃってる感じで、過去をほじくり返しては憤慨してますますストレス溜め込んでく。

で「パンク歌舞伎」だ。 能楽堂という結界に身を置いて、耳をつんざき肚に響く音が身体を通過し、眩いばかりの若い人間のうごめく姿を目の当たりにし、私は邪気祓いができました。 

一足お先に呪いが解けた感じです。
マヤ暦の5200年周期が終わって新しい暦がスタートしたからか。
冬至が過ぎて分岐点を過ぎたからか。

主要因は何でもいいわ。とにかく、スッキリしましたの。

お神楽。おかぐら。神様を楽しませること。
三波春夫は言いました。「お客様は神様です。」
芸能の起源は神への奉納。

演ってる方はそんな意識はないかもしれないけど、いや、変に何かメッセージを伝えようとかそういうのが無いからこそ、私には、ズドーンと来た。

今回の「逆夢」はシェイクスピア劇とは違って、名セリフを聞かせる、というタイプの演劇ではない。 次から次へと、若い人達が、その身体と声で劇場空間全体を震わせていく。 それにタートルアイランドの奏でるシタールや太鼓が発する私達アジア人の根源をくすぐるような音色とリズム。

あの場にいると、掛けられた呪いが、体内に溜まった毒素がブルブルブルって震えて、スッコーンって抜けていけるの。

「パンク歌舞伎鑑賞」は、体調が優れない方には、オススメのちょっと過激な健康法です。

天照大神は見てくれています。
天の岩戸開きはもうすぐそこ。

希望をもって生きていくぜ。

http://www.turtleisland.jp/?cont=news&date=2012-12-12