交通事故死者数 5155人

veatrice2009-01-02

新聞各紙によると、2008年一年間の交通事故死者数が2日に警察庁から発表があったそうだ。以下は日経新聞の記事。

交通事故の死者、8年連続で減る 08年は5155人

 2008年1年間の全国の交通事故死者数は5155人だったことが2日、警察庁のまとめで分かった。54年ぶりに5000人台となった07年より589人(10.3%)減少し、8年連続で前年を下回った。過去最悪だった1970年(1万6765人)の約3割まで減った。警察庁後部座席シートベルト着用者率の向上や飲酒運転の減少が大きな要因となったとみている。

 交通事故の発生件数は約76万件と4年連続の減少、負傷者数も約94万人と10年ぶりに100万人を割り込んだ。交通事故死者数を5500人以下、負傷者数を100万人以下とする「第8次交通安全基本計画」を2年前倒しで達成した。

 今年は、飲酒運転やひき逃げなど悪質な違反者に対して運転免許を再取得できるまでの期間を延長するなどの改正道路交通法が施行される予定で、警察庁の吉村博人長官は「犠牲者を1人でも減らすため、総合的な交通事故防止対策をなお一層進めていきたい」とのコメントを発表した。
以上日経より。

やればできるじゃん!

「事故に遭った」という表現は「運が悪かった」とか「不可抗力だった」とほぼ同義語で「仕方ないよね〜、だって事故だったもん」と、まるで自然災害にでも遭遇したかのように使うけれど、このように、事故は人知で減らせるものなのだ、ということが証明されてしまった。

これは大変なことです。人間の知恵と行動次第で不幸は減らせるのです。この事実は、政治家も役人も社長も労働者も学者も学生も生徒も児童も親も、よ〜く考えるべきことです。

世の中には70年代の交通事故と同様に「難しい問題です。一生懸命やってるのですが、これ以上対処のしようがありません。あきらめて下さい」と放置されている問題がた〜っくさんある。温暖化、少子高齢化、経済格差、貧困、食の安全、自給率、教育、etc.

頭使って、お金の使い方をちょいと工夫すれば、解決策はいろいろあるはずなのに。それをやらないのは、なぜ?やらせないのは、誰?問題が解決されてたらまずいことでもあるの?ばかじゃないよね、私たち。

次は、自殺者3万人を減らそう。