イワタニ・ミクロンミルサー ８０３

今日は、仕事帰りに名古屋駅の高島屋に寄ってみた。冬物バーゲン開催中だったので一応婦人服のフロアにも行ってみたが、福袋や目玉商品はとっくに初日だけで売り尽くした後だったのか、報道されているように、消費者の財布のひもががたくなっているせいなのかはわからないが、バーゲン期間中らしい人混みや活気もなく、ちぇつまんない。フロアをぐるり一周して帰ろう、としたその時。東急ハンズのエスカレーター近くの方から声が聞こえる。

あ、だめ。近寄っちゃ。そっちに行ったら手ぶらでは帰れないことは必定。わかってはいても催眠術をかけられたように、その中年女性達がつくる半円の中に加わった。そこでは店頭販売のデモンストレーションが行われていた。

「イワタニ・ミクロンミルサー８０３」欲しかったのこれ。

っていうか、東急ハンズのデモ販売の方々の「大道芸」には、いつもほれぼれする。現代風「がまの油売り」。テレビショッピングのナビゲータとやらの話芸にもけっこうやられるけど、やっぱ、ライブの迫力は凄いわ。商売柄、勉強のため、と言い訳をつけては足を止めるのだけれど、おひねり、というか、授業料は、けっこう高くつく。

また私は、けっこう感激屋なので、すぐに「ほ〜んと。すごい。わ〜っ！」と、知らない人が見たら「サクラ」じゃないかと疑われるくらい、派手な合いの手を入れ芸人さんを乗せてしまう。するとまわりのお客さん達も体温が上がってきて、反応が大きくなる。ショー全体が盛り上がっていく。「お〜！」と声がそろう一体感。そんなところで盛り上げてどうするんだ、と思うのだが、ライブは盛り上げなければならない。放っておけない芸人魂。

はっと我に返って冷静になった時は、手に商品が。

いいの。いいもの買えたんだから。これをきっかけに、今日から「自家製野菜ジュース」「自家製きな粉」「自家製豆乳黒ごまヨーグルト」
健康になれるわ。