京大2次試験中 ネットに問題投稿か

veatrice2011-02-26


まあしかし、この子は本当に合格したかったのか、それとも、こんな大学のノーガード振りを笑うためにやったのか。

いずれにしても、若い子の発想におじさんオバサンは驚くばかり。

もう時効だろうから話しちゃうけど、15年以上も前の話。

世間はまだ携帯電話じゃなくって「ポケベル」の時代。若い子が、凄い速さで番号をカタカナに変換してポケベルメッセージのやりとりをしていてもオトナは営業マン以外手を出さなかった。


当時私は予備校で「基礎力強化クラス」ってとこ持ってて、そこはけっこう「やんちゃな」少年達が多く在籍していた。高校まで勉強なんて全然したこともないけど、やたらに「生きる力」は旺盛な少年達。浪人中もバイトは続け遊ぶ資金はしっかり自分で調達してたりとか。

で、その中のある少年が無事大学生になった後日、彼の「合格方法」を教えてくれた。

彼の手口はこうだ。自分の受ける私立大学に、そのレベルは眼中にないような学力優秀な生徒にバイト料を払って受験させる。で、その生徒はさっさと問題を解くとトイレに行く。(終了して教室を退出だったかな?忘れた)

で、その大学の入試問題は全部マークシート式なので、記憶しておいた正解の番号を、外からポケベルで打つ。番号ずれがないように過去問を使ってリハーサル済み。

当時はまだ「電子辞書機能」も何もなかったから「時計替わりです。」と言えば、ポケベルは問題なく机の上に置いておけた。

少年は送信された記号を、全部同じだとバレるので適当に1〜2問変えて、答案用紙に書き写し、そして、めでたく合格しましたとさ。

営業マンが呼び出される為に持ってたポケベルなんかに縁のない善良なる大学教員監督氏はまさかそんな事が行われていようとは、想像もつかなかったのでしょうね。

あの受験生、顔も名前も覚えてないけど、元気ならもう30半ば。今頃どうしてるかなぁ。